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2009.10.28

ジャケットのベントについて

ベント.jpgジャケットのベント(ベンツ)は、本来乗馬用のデザインでした。馬にまたがった時、ジャケットの裾がごく自然に流れるよう工夫されたものなんです。この機能性(スラックスのポケットに手をいれる際に役立つ)が好まれて、センターベントやサイドベンツが生まれることになったのです。

 

サイドベンツ・・・「剣吊り(けんつり)」と呼ばれることもあります。その昔、サーベルを下げるのに便利なように両脇裾を開けた、あるいは馬に乗りやすいように考案されたと言われています。

伝統的なブリティッシュスタイルに欠かせないサイドベンツは動きが自由であることに加えて、スラックスのポケットに手を入れても様になり、また身体のラインを強調し男性をよりエレガントに見せる効果があります。しかし、太った人には不向きとも言えます。

 

センターベント・・・背中のセンターシーム(中央の縫い目)の裾に入れられた「あき」のこと。

センターベントはすっきりとしたシルエットを表現してくれるが、スラックスのポケットに手を入れた時にベントが開いてしまうのが難点。

 

フックベント・・・センターベントの半分よりも下で鉤型にしたもの。「鉤型ベンツ」「鉤ベンツ」ともいわれてます。アイビー調のジャケットなどによく見られます。

 

ノーベント・・・もっともクラシックなスタイルです。男性のクラシックスーツは全てノーベントで、タキシードやディレクターズスーツにベントはありません。ヨーロッパのテーラーは何故か???ノーベントを好む傾向にあります。

 

ベント(ベンツ)を開けるか開けないかは、あまり大切なことではなく個々の好みによるところもありますが、傾向として・・・アメリカンスタイルはセンターベント、ブリティッシュスタイルはサイドベンツ、イタリアンスタイルはノーベントが多いです。

スーツファクトリーdpiでは、お好みでベントの種類をお選びいただけます。お悩みになった際には、スタッフにお気軽にご質問ください。

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