皆様もよく耳にすることがある「本切羽」または「本開き」ですが、現在ではファッションの一部として定着しており高級なスーツ以外でもよく見かけるようになりました。
それでは・・・何故?袖を開くようにしているのでしょうか?
この本切羽ですが、別名「ドクターズカフ」とも呼ばれており「お医者様が手術や診療する際に袖まくりをするため」に袖を開閉できるようにしたと言われております・・・また噂の域をでないのですが「テーラーがお客様を接客する際に手を洗うために考案された」という説もあります。
どちらの説にしろ実用性を重視した機能から生まれたのが「本切羽」なんです。
☆☆☆ワンポイントアドバイス☆☆☆
既製スーツ・オーダースーツどちらとも本切羽仕様のスーツは袖丈の長さに気をつけてください。といいますのも基本的にお直しは出来ないんです。例えお直しが可能でもバランスが悪くなるか修理代がとても高いです・・・。
スラックスの裾が真っ直ぐ降りているのがシングル、折り返してあるのがダブルです。
クラシックなスーツのスラックス(燕尾服・モーニング・タキシードなどはもちろん!!)には折り返しが付いておりませんでした。これはスーツが誕生した頃の生地はボリュームがあり、裾を折り返すという発想自体がなかったのです。
ですが・・・現代の生地は薄く、糸も細く繊細な細工を施されているので折り返しを付けないと、足元が不安げに見えることもあり「折り返しがないスラックスはエレガントではない」と言いきるイタリア人もいます。
それでは・・・いつから?誰が?裾を折り返して履くようになったのでしょうか?
20世紀初めにファッショナブルな英国貴族が、ニューヨークで行われた結婚式に参列する途中で雨に遭い、裾を濡らさないように折り曲げたのが発祥と言われております。それが定着して現代に至ったようです。
裾をダブル(折り返すよう)にするようになってからは意外に歴史が浅いんですよね。
折り返す幅ですが、好みもあると思います・・・ですが、最も重要視するのが身長とのバランスです。身長180cm以上の方が折り返し3.0cmではバランスが悪く見えます。
流行に左右されるのではなく、自身に合うファッションをしてこそエレガントな男性になれます。
偉そうに語ってしまい申し訳ございませんでした・・・。
ジャケットのベント(ベンツ)は、本来乗馬用のデザインでした。馬にまたがった時、ジャケットの裾がごく自然に流れるよう工夫されたものなんです。この機能性(スラックスのポケットに手をいれる際に役立つ)が好まれて、センターベントやサイドベンツが生まれることになったのです。
サイドベンツ・・・「剣吊り(けんつり)」と呼ばれることもあります。その昔、サーベルを下げるのに便利なように両脇裾を開けた、あるいは馬に乗りやすいように考案されたと言われています。
伝統的なブリティッシュスタイルに欠かせないサイドベンツは動きが自由であることに加えて、スラックスのポケットに手を入れても様になり、また身体のラインを強調し男性をよりエレガントに見せる効果があります。しかし、太った人には不向きとも言えます。
センターベント・・・背中のセンターシーム(中央の縫い目)の裾に入れられた「あき」のこと。
センターベントはすっきりとしたシルエットを表現してくれるが、スラックスのポケットに手を入れた時にベントが開いてしまうのが難点。
フックベント・・・センターベントの半分よりも下で鉤型にしたもの。「鉤型ベンツ」「鉤ベンツ」ともいわれてます。アイビー調のジャケットなどによく見られます。
ノーベント・・・もっともクラシックなスタイルです。男性のクラシックスーツは全てノーベントで、タキシードやディレクターズスーツにベントはありません。ヨーロッパのテーラーは何故か???ノーベントを好む傾向にあります。
ベント(ベンツ)を開けるか開けないかは、あまり大切なことではなく個々の好みによるところもありますが、傾向として・・・アメリカンスタイルはセンターベント、ブリティッシュスタイルはサイドベンツ、イタリアンスタイルはノーベントが多いです。
スーツファクトリーdpiでは、お好みでベントの種類をお選びいただけます。お悩みになった際には、スタッフにお気軽にご質問ください。
AMFステッチはハンドステッチミシンを使用した、手縫い風の縫い目のことです。
現在流行っているスーツやジャケットには「必ず」と言っていいほどに入っております。
皆様もお手持ちのスーツやジャケットを確認してみてください。
では、このステッチは何を意味しているのでしょう?
スーツは胸元、衿元が重要です。 特に衿元の生地がビシッ!っとしておらず、浮いてしまっていると格好悪くなってしまいます。そこで!生地の端にステッチを施すことで、衿元の表裏2枚の生地がピッ タリと合わさり、生地が浮いてしまうことを避けられ、美しいスタイルを保つよ うになるのです。
それでは・・・AMFとは?
実はAMFってミシンを開発したアメリカンマシンファウンドリー社というアメリカの機器メーカー名なんです。社名であり、ブランド名でもあるんですね。
dpiでは、ほとんどのスタイルに標準で衿 フロントライン 胸・腰ポケット 背中にステッチが入ります。
もちろん、ご希望があれば「ステッチ無し」も選択可能です。

ノッチとは、「V字型刻み目」の意味で、ゴージラインがまっすぐになっていて、衿の刻みも菱型になる、シングルスーツでは一般的であり最も多く見られる衿型である。
ゴージラインとは、スーツ上衣の上衿(カラー)と下衿(ラペル)の縫い目のことです。ゴージラインでスーツの表情が様々に変化します。現在は、このゴージラインが高い位置に設定されているスーツが主流である。
ラペルとは、上着に欠かせないラペルは詰襟の、体にフィットした軍服から生まれたものである。この窮屈な軍服を少しでも楽にしようとした兵士たちが第一ボタンを外して、胸元を左右に開いたことに始まる。この楽々としたスタイルが兵士以外の一般人にも拡がるようになり、テーラーは衿にノッチ(刻み)を採用するようになり、同時にラペルにボタンホールを飾るようになった。このボタンホールを現在では衿穴(フラワーホール)と呼ばれている。実はこれ、第一ボタン穴の名残りなのである。
右側のポケットが2段になっているジャケットを見かけませんか?
その2段になっている上側のポケットが「チェンジポケット」です。
このチェンジポケットですが、その名の通り「チェンジ=change」、釣銭や小銭(切符など)を入れたことから名残りとして残っているポケットです。
また、別の話では・・・狩りの時に鉄砲の発射薬を詰めるための容器を入れた名残とも言われております。
では、なぜ?左側ではないのでしょうか?それは・・・機能的にも右側に付いているほうが使い勝手が良いからです(右利きの方が多いですからね)・・・左利きの私は・・・深く考えないようにしよう・・・。
さて、このチェンジポケットですが、効果としては視点を上に持ってくることで、足を長く見せるとことができます。また、着丈が長めのクラシックな英国調(ブリティッシュ)スーツと相性が良いです。
もちろん人気のある短丈ジャケットやイタリア系シルエットのジャケットもワンポイントデザインとして付けるは有りです。
☆☆☆ワンポイントアドバイス☆☆☆
チェンジポケットは使用しないようにしましょう。なぜならば・・・型崩れする可能性があります。
あくまで名残りですから・・・。
こんにちは、WEB担当の根本です。
サスペンダーは、18世紀に股上の深いズボンを支えるアイテムとして登場しました。礼服に使用されるのも、厳粛な席でマナー違反を犯さないためです。当初は、編み紐製が多かったが19世紀中頃からオシャレのために柄をあしらった色彩豊かなキャンバス・木綿・ベルベットなどの素材を用いるようになりました。
サスペンダーの名称ですが、サスペンダー(正式にはサスペンダーズ)というのは実はアメリカ英語で、イギリスでは『ブレイシーズ』というのが正しいのです。もっと古くに『ギャロウジーズ』という言葉もありましたが、現在では使われなくなっています。この言葉を使うと『???マーク』が浮かぶ販売員もいるかもしれません。なお、イギリスでサスペンダーというと、ガーターベルト(靴下吊り)の意味になります。
サスペンダーを着用する際の留意点は4つあります。
①外国製の物は長いので購入時に調整する。
②なで肩の方は、肩からズリ落ちやすいので背中側の二股部分の支点を上げるように調整する。
③サスペンダー用のスラックスはウエストサイズをベルト着用スラックスよりも2㎝ゆとりをとる。
④柄は自由ですが、ネクタイ色との調和が前提となり、同じ柄は避けてください。
☆サスペンダー初心者さんへのワンポイントアドバイス☆
Vゾーンが決まったら、ネクタイよりもやや薄い同系色を選んでください。スーツ全体の色彩バランスが控えめながらもオシャレにみえますよ。
キュプラはレーヨンやポリノジックと同じ再生繊維ですが、主原料をコットン・リンター(※)とし、銅アンモニア溶液で繊維を溶かして紡糸します。
(※)コットン・リンター:綿の実から綿花を採った後に残る短い繊維)
【キュプラの特徴】
優雅な光沢をもっている。
やわらかくしなやかで、ドレープ性がある。
静電気が起きにくい
一般的に、キュプラ裏地を「ベンベルグ裏地」と呼ぶことがありますが、これは旭化成さんの商標です。
▼旭化成さんのホームページ
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/

キュプラ裏地は、別途有料オプションにて承ります。
是非一度お試しください。
こんにちは!DAIZOです。
今日は、スラックスの「クツズレ」についてお話をさせていただきます。
ちょっと見辛い写真です(蓮見が撮影したので下手クソです!!)が、ガマンして下さい。
「クツズレ」とは?オーダースーツのスラックスを穿いたときに、ちょうどカカトの部分に、内側から当て布をしているものを指します。
少しだけスラックスの裾口からはみ出しているのがおわかりかと思いますが。
これは不良品ではありません(^O^)/
「なぜだ!?」・・・ですって?
それは、スラックスの裾口でも特に後方部分は摩擦による負荷がかかりやすいため、ダメージを受けてしまい、せっかくのお気に入りが台無しになってしまうからです。
従いまして、補強の意味でこの「クツズレ」なるパーツが縫いつけられているのです。
ちなみに・・・。インポートなどのブランド服地にはセルビッジ(生地のミミ)がついていますが、このクツズレに「ミミ」を用いることが、オーダースーツらしさの一部です。
見えないところにも、オーダースーツの真髄が隠れているのですな!!!
ガッハッハッ!!!
では!
ワタクシ出張に行って来ます。
こんにちは!DAIZOです。
今日は皆さんにdpiの「軽量半裏仕立て」をご紹介します。
真夏でもスーツを着用してがんばっていらっしゃるビジネスマンの皆様、本当にお疲れ様です。
いくら暑くてもスーツを脱げない辛さ・・・。お察し申し上げます。
そんなビジネスマンの皆様に、少しでも着用感を快適にしたい!という一心からdpiの軽量半裏仕立てをおススメします。
当社の秘密調査員が調べましたところ、スーツの上着を500着、重さを計測し、その平均値を取ってみたのですが、結論としましては上着の重さが600gを下回れば軽い!と感じることができることが判明しました。
しかし!!
まだまだそんなモノでは満足しないのが、スーツファクトリーです。
なんと! 480g の上着の開発に成功しました。
まさに「テーラードの限界に挑戦!!」した賜物です。
テーラード・スーツは、ただ軽ければいいというものではありません!
着用した際に、きれいなラインが出ること。
無駄なシワが出ないこと。などなどエレガントでなくてはNGです。
また、服地につきましてもそれぞれ重さが異なりますので、軽量スーツに相応しい服地をわたくしがご案内して差し上げましょう!

坂巻輝行
Teruyuki Sakamaki
1974年生まれ
京橋店・店長
スーツファクトリーdpi四男坊。
お客様とフレンドリーな関係になって、お気にいりの1着をご提案します。
姿形は小柄だけと、声はスタッフの中で一番デカいんです!
やるときゃヤルO型
菱田大蔵
Daizo Hisida
1969年生まれ
京橋店 (自称)スタイリスト
年収の半分をスーツや靴などのファッション費用にあてる、大の服好き。
1930年代のスタイルを自社で販売できるようにしたいというコト。密かに計画中!!!自己中…だけどにくまれないB型
中村亮太
Ryota Nakamura
1966年生まれ(リーバイス66モデルと同い年)
神田南店 店長
趣味はマラソン、東京マラソンも4時間少々で完走!3人の子供のパパとして健康に気を遣ってます!もちろん酒・タバコ・ギャンブルは一切やりません!!(やりたくても小遣いが少ないから…トホホ…。)
大平一彦
Kazuhiko O!hira
1952年生まれ
神田南店 ノンフィクションライター
「神田生まれの太平記」
好評連載中!
松田智信
Tomonobu Matsuda
1968年生まれ
WEBスタッフ
スーツファクトリーdpiきっての長距離通勤者。
通勤バスの中で、もっぱらWEBの本を読んで勉強をしてます!
蓮見寿英
Toshihide Hasumi
1962年生まれ
WEB Director
みなさんに楽しんでいただけるサイト作りを心掛けています。
自称デザイナー…実は単なる「パチスロ好き」
二重人格のAB型